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『音をつむげない人の為の、図形楽譜 hung up to dry between two atoms. 』 

私の処女作。長い長い永い夏休みの、永い永い永過ぎる冬の、

自己分析の為に、自由連想法と共に、書いた。

本当は音楽がしたかった。でも楽譜が書けなかった。

ただ、私は日記を。ポエトリのはずじゃなかった。

私はずっとおフロに住みたくて。白くて、狭い。余白だけの。

いつも四隅しかない私の生活を、ただ四角の本に落し入れただけだった。

それがはじまり、私は誰にもならなくて良いことを知った。

 

散文詩「おフロの隅の余白。」/私小説「シンクロ・ナイズ・ド・スイム」

付属「世界、というあるような、無いような、世界」収録。

2009.02.15

155×220 / 130p 

フォント:小塚明朝

表紙:色上質+PP加工

見返し:色上質

本文:セミ光沢紙 中厚口

カバー:エムシーレフォルムGA

詩・デザイン・印刷:こたにな々

​製本:石川特殊特急製本株式会社

 © 2021 Kotani Nana

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